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2018年5月1日
「北星学園余市高等学校の2018年度1年次入学者数等(5月1日)について」を受けて
北星学園余市高等学校
校長 平野 純生
日頃より本校教育にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
2016年度に北星学園理事会が決定した2018年度の生徒数についての存続条件は、「2018年4月の1年次入学者(5月1日現在)が70人に達しない場合、又は1・2年次の生徒総数が140人に達しない場合は、2019年4月の1年次入学生からの生徒募集を停止する。」というものでした。
2018年5月1日現在の生徒数が、1年生72人、2年生68人となりました。生徒数についての存続条件に到達したという状況を受けて、私たちの母体である北星学園から「北星学園余市高等学校の2018年度1年次入学者数等(5月1日)について」という文書が出され、「余市高校を維持する取組みを進めてまいります」という発表がありました。
1年生で70人以上の生徒を迎え入れ、1・2年生の合計で140人に到達することができたのは、昨年度からの多くの皆様のご支援と特に4月7日の入学式以降の報道を受けて、Facebook等SNSを中心としたインターネット上で、あるいは口コミで本校の存在を広めていただき、本校教育を潜在的に求めていらっしゃる方達にお伝えいただいたことの結果であると、深く感謝しております。
このことをきっかけに本校教育にご理解をいただいた皆様、地域の皆様、繋がりをもたせていただいている諸団体の皆様、善意ある報道各社の皆様、在校生、寮下宿管理人、卒業生、PTA、卒業生の保護者、祈ってくださった皆様のおかげです。誠にありがとうございます。
今年度は、何とかぎりぎりで存続条件を達成しましたが、来年度以降も、この北星余市の教育の灯を繋げていけるよう、最大限の努力をして参りたいと考えております。
私たちは、成績や欠席日数や年齢や過去の経歴を問わず、子どもたちの未来にかける思いを大切にし、地域住民の方に寮下宿を運営して子どもたちの生活を見ていただき、学校と地域住民と保護者の三者で子どもの成長を見守り、人との関わりの中で生きる力を蘇らせる、日本でも稀な高校として、細々とでいいから存在し続けていきたいと考えます。
<皆様へのお願い>
皆様が、従来、FacebookやTwitter等で本校の情報をシェア、リツイートしてくださったことはとても影響が大きく、今後とも応援の気持ちを乗せてシェアボタン、リツイートボタンをクリックしていただければ、本当にありがたく思います。
繋がりを持たせていただいている諸団体の皆様、報道各社の皆様におかれましても、今後とも本校教育の特徴をご理解いただき、必要とされる方に本校の存在をお伝えいただければ大変嬉しく思います。
私たちは北星学園内の一高校であり、高校は子ども達のための場所でありますが、皆様の力添えあって存在できるものであります。つまり、皆様と共につくり上げられている学校であると感じております。ぜひ、本校が子どもたちの希望をつなぐ存在であり続けられますようご協力のほど、よろしくお願いいたします。