2019年度学校祭の合唱コンクールの記事です

何が感動したって3年生。

もちろん、1年生、2年生も頑張ってたよ。それぞれの頑張りに光を当てたいとは思う。

「もぉーーー、ほんと、合唱最悪！このクラス最悪！」なんて愚痴、いくつも聞いたし。でも、諦めず、投げ出さず、最後までやりきってさ。こういうものって一人一人が取り組んで、みんなの力がうまく噛み合って形になるものでさ。だから、まだ出会って3ヶ月の1年生は形になりにくくて。2年生も4月にクラス替えがあったところだし、2回目の学祭だし。

こういう行事に参加したことのない子もいるし。こういう行事に熱っぽくてそれはいいんだけど周りの空気感をうまく調整できずに自分の力と思いだけで持っていこうとしちゃう子もいるし。無関心な子もいるし。気持ちはあっても何したらいいんだかわからない子もいるしさ。

今年の3年生だって1年生の時はそうだった。

やんちゃそうな子は、よくて歌詞カードを手に持って「腹話術師？ねぇ、腹話術師なの？」って思うくらいの口の開け方。中にはステージでそっぽ向いて立ってるだけとか。恥ずかしいって思うんだろうね。大人しそうな子もステージに立つのが精一杯な雰囲気で、できるだけ目立たないように、、、でも捨てきれずに頑張って向き合ってて。「君たち、普段、あんなおっきな声出してるのにね・・・苦笑」って誰もが思うくらいの合唱。

それが3年生になってこんな風になるんだからね。

おそらく人生で最後でしょ。こんな経験。いい思い出になってくれたらと思います。

1年生、2年生も本当にお疲れ様。まとまらなければまとまらないほど、うまくいかなければうまくいかないほど苦労したと思います。その点での苦労においては、3年生より大変だったかもね。

でも、次はこうしよう、次はこうしようと諦めずにいれば、こんな姿になれるからね。なる必要はないけれど、なったらなったでいいものがあると思う。経験してみてほしい。

来年の学校祭、いい時間にしてね。