先生のたまご。緊張しただろうな〜。
今堀 浩
8月31日から、50期卒業生の中村京介くんが教育実習で学校に戻ってきていました。
北星学園大学経済学部に進学し、この度教育実習生として3週間の実習を母校で行いました。初日は緊張しすぎて、笑顔もやや引きつっていたのですが、1年B組のHRに入ったり、強歩遠足を一緒に歩いたり、放課後の部活で関わったり。そんな時間を過ごしたことと、やっぱり卒業生という立場も加わり、余裕も生まれてました。
今日は研究授業。これまでの授業の集大成を先生達にみてもらい、評価と批評を受ける日です。そして、同時に教育実習の最終日となります。
放送礼拝も担当して、この3週間の思いを語ってくれました。
「さて、今日は教育実習最終日ということで、正直あっという間過ぎた3週間でした。自分は4年前、高校3年生のときから、どんな形でも北星余市の教壇に1度で良いから立ちたいと思っており、それが大学に進学した一番の理由です。そんな4年間の夢が叶って、言葉では表せられないくらい、たくさんの気持ちがこみ上げてきています。実際に授業を行ってみて思ったことは、やっぱり授業を進めるのは難しいと思ったことです。皆さんから貴重な時間を頂いているのに、間違った内容を教えてしまったり、勉強不足だったりして、なかなか思うように行きませんでした。それでも、京ちゃん!京介!先生!と話しかけてきてくれる生徒達のお陰で、本当に楽しくて幸せな時間を過ごさせていただいたと実感しております。皆さんから頂いた若いパワーを元にこれからも頑張っていきたいと思います。忘れられない3週間をありがとうございました!」
さて、4時間目の1年B組の様子を紹介します。
授業は、「核兵器の是否」を考える展開で進められてきて、今日は核兵器禁止条約、核保有国、第五福竜丸の被爆を考える資料を取り入れていました。
伝えたいことがたくさんあって、一つ一つの事柄にも大きな背景や考えるポイントがあって…。なかなか盛りだくさんの一時間です。教育実習生としては、この短い時間に、生徒に伝えたいことや考えてほしいことがあり、でも時間が短くて…。となかなか難しい立場なのです。それに、先生としての余裕や経験もないので、授業をしながら焦ってしまったり。
それでも「できるだけきちんと伝えなきゃ!」と、昨夜は3年生に協力してもらい、リハーサルもして準備してきました。
放課後は合評会。授業を見た先生達から「声ははっきり通っていた」「生徒への質問をたくさんしようと努力している姿が見られた」「集中していない子に注意もしようとしてたね」などなど、評価される点もたくさんありました。反面「質問をもっと活かして展開しても良かった」「背景をインターネットで調べるのが多く、もっと本や資料を探る時間がとれたら良かった」「使っている用語は、きちんと子ども達が理解できているのか。知らない言葉って意外と多いよ」といった指摘もたくさんありました。今日の反省会が、いつか反映されることを願っています。
さて、中村京介先生。1年生の授業を担当していましたが、けっこう愛されていたようです。その写真を紹介して、今日のブログは終わります。
3週間、お疲れさまでした!