2.3年生対象に組まれている総合講座という授業があります。今日はその中のひとつ「希望の種を蒔こう」の講師・瀬川先生からのレポートです。
今堀 浩
北星余市高校では、2.3年生対象に選択講座で「総合講座」というものを組んでいます。
いろんな講座があり、山登りや和装、彫金や余市近隣の文化施設を巡る講座などが組まれています。
その中のひとつに「希望の種を蒔こう」という講座があります。ハーブを育てたり、育てたハーブからオイルを作ったりするのですが、今回のブログはその講座を担当している講師の方からいただいたレポートと写真を紹介します
9月1週の記録。
集合場所に一番に来てくれたT君が「今日は何しますか?」と聞いてくれ「今週も花壇整備です!」と返事をすると、いつも爽やかな笑顔にちょっと雲がかかる。生徒会活動も忙しく毎回の草刈は遠慮したい様子。
完璧は求めず、それぞれが自分の出来そうな範囲を決めて取り組む。T君は始まると人一倍動き、春に植えた野菜やハーブのチェック、更に気がついた場所も草をむしり、メンバーにもやる気オーラが伝わっている。
手伝ってくれる一年生にも一緒にラムズイヤーの刈り込みを頼むと、先輩達と気持ちいいとか、悪いとか、ぬいぐるみのような不思議な感触を楽しんでいる。
みんな黙々と頑張ってくれ、見渡すとおおよそ目処がついたので、丁寧に道具を片付けて振り返りを。
モヤモヤしながら始めたけれど、やってみるとすっきりしたとの声。自分の心だけではなく、花壇を見てくれる人にもきっと清々しい気持ちが届くはず。
講座のみんなを自慢に思います。
学校前の花壇、夏休みに入る前は綺麗に整備されていました。素敵な花を咲かせていたり、ブルーベリーやカシスが育っていたり。
ところが、夏休みの1ヶ月。水やりだけは教員で分担していたのですが、スクスクといろんな草が伸びて、あっという間に「手つかずの庭」化してしまいました。夏休み明けの2回目の講座。2週続けて手を入れてくれました。
1ヶ月の放置をわずか2回で整えるのは大変だったようです。本当にお疲れさまでした!!