イチケンに同行した本間先生の三部作の最終章。今日はレクのクライマックスから閉会式までの様子です!
いよいよ最終章に突入です。引き続き、本間です。
さーさー、クライマックスは「団結の樹」。
体育館レクはその年その年の生徒会執行部が種目を考えますが、この団結の樹だけは、外しません。1枚の座布団に7人で乗り、20分間耐え抜くゲームです。
肩車でクラスの子を担いだり、真ん中に挟まれた子は息苦しさを感じながらも声かけをしたり、外側の子は隣の子と腕を組みながらしっかりと支え、上に乗っている子は下の子を気遣いながらバランスをとり・・・。体が痛いし、暑いし、とにかくしんどいんです。
7人全員が、相手を気遣いながら、耐え抜いてこそ、やってのけるゲームです。この20分間は自然と、声を掛け合い、協力し合う姿が見られます。途中で崩れてしまった樹の子は、大きなうちわや座布団、名札を手に、まだ崩れていない樹に風を送りながら応援します。樹の外から、「もうちょっと左に体重かけて」なんて、アドバイスがあったりします。
ラスト30秒からのカウントダウン。みごとに耐え抜いた樹の子も、崩れてしまったものの他の樹を応援していた子も、なんとも言えない達成感を感じるのです。泣き出す子だって出るのです。
そしてレクの終わりには学年写真を。
たっぷり体を動かしたあとは、おかげさまで夜もぐっすり。24時くらいまで担任は廊下を見張りながら(笑)時々子どもらの部屋のドアを開けて「うるさいで〜」なんていうやりとりがありましたが。
しかしその後も生徒会執行部は話し合いです。翌日に活かせる反省と、翌日の閉会式で1年生に渡す表彰状について議論している声が、隣の担任部屋まで聞こえてきます。それを子守唄に私は夢の中へ。気になるけど、ぐっとこらえて、楽しみを明日に取っておきます(泣)。
閉会式では、たくさんの1年生に表彰状が渡されます。これは、単純に「よく頑張ってくれました!」という子だけではなく、「周りの子をきにかけて声をかけてくれていたので多くの子が救われました」とか、「鳥についての知識が豊富で、あなたの話を聞いているだけで楽しくなりました」とか、「お味噌汁がこぼれたときにさっと布巾を取りに行ってくれる気さくさが素晴らしい」とかいった内容なんです。
「目立つこと」「わかりやすいこと」だけではない、「へぇ、あの子、そんな風に頑張ってたんだ」とか「そんな一面があるんだ」といったことを周りに知ってもらうために、そして「あ、こんなことも見てくれてるんだ」ということも知ってもらうために、誰に渡すのか、どんな視点で書くのか、ということを、あーでもない、こーでもない、と、話し合い、朝までに賞状を書き上げるのです。そしてこの時間、たっくさんの1年生の良いところや意外な一面が話題に上るので、実はすごく楽しいんです☆
そして翌日の閉会式。嬉しそうな1年生。
さて、セミナーハウスを後に、学校に帰ります。
「不安だったけど、来てよかった〜」「しゃべったことのない子としゃべれて嬉しかった!」「話してみると思ってたのと違った〜☆」なんて声が聞こえていました。
1年生のみんなも、執行部のみんなも、お疲れ様でした☆Thank you☆