経験を豊かにする、イベントや取り組み 2024.3.12

南アジアの学生と交流会をしました!

楽しい時間を過ごすことが出来ました。

今堀 浩

3月8日(金)、南アジアの各国の学生25名が北星余市高校に来てくれました。
バングラデシュ、インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカ、ブータン、高校生〜大学生くらいの年齢の人たちです。

日本が推進するJENESYS2023プログラム(対日理解促進プログラム)という事業に参加している海外の若者が余市に来ることになり、その機会にぜひ同年代の若者と交流する機会を設けたいということから、余市のエコビレッジを通して北星余市に声がかかりました。
「日本語は全く分からないけれど、日本が好きで来てくれるアジアの人とたちと交流したい人!」と募集をかけた結果、17名の生徒がスタッフとして当日頑張ってくれました。

2月下旬、第1回の会議で「何をしたら喜んでもらえるかな?」ということで企画を考えました。
最初、「テレビゲーム」や「スポーツ」という意見も出ましたが、「せっかく日本に来るのだから日本らしい何かをしたいね」ということで、柔道・書道・着付け+お団子作りと3つのチームに分かれて一緒に楽しむことになりました。そのほか、折り紙も加えようということで準備を進めてきました。

当日、全体の顔合わせを簡単に済ませ、早速グループごとに分かれて交流が始まりました。
柔道が人気で、12名の希望者。早速柔道着に着替えて、受け身の練習から。
柔道着姿でお互いに写真を撮ったり、投げ技の練習もしたり。短い時間でできる、怪我のないような技に絞って練習して、最後は実技まで出来きました。
柔道着を着るだけでも楽しかったのか、笑顔が絶えない時間になりました。

着付け+お団子作りは半分ずつ入れ替えて両方楽しんでもらえれば、と思っていましたが、「書道もやってみたい」とか「柔道の見学に行きたい」など、予定にない希望も出てきて柔軟に対応しました。
着付けについては、総合講座「和装」を受講している生徒が活躍してくれました。


浴衣を着て書道室に訪れる姿も。

書道では、文字だけではなく絵を描くのもOKということで楽しんでもらいました。
また、自分の名前を漢字に当てはめてみようという事も楽しんでもらい、ブータンから来たソナンさんには「蘇軟」という字を当てはめてみました。
漢字を初めて見た人も多かったようで、筆順や画数は横について教えながら進めました。
自分の書いたものを記念に持って帰ってもらい喜んでもらえた様です。

最後に調理室に集まって、お団子チームが作った白玉団子をみんなで食べました。それぞれあんこ、きなこ、砂糖醤油から自分で味付けを選んでもらいました。どれが一番人気だったのでしょうか?

企画が終わってから、玄関で最後に集合写真を撮りました。
柔道を担当していた小野澤が、そのタイミングで電話対応していたため写真に入れなかったのですが、柔道を楽しんだ学生さんから「JUDO masterはいないの?」とちょっと寂しそうでした。
約2時間という短い時間でしたが打ち解けたようで、出発時間になっても写真を撮りあっていました。

今回の交流について、引率コーディネーターさんから「今まで学校訪問は散々やっているけれど、こんなに心からコミュニケーションを楽しんでいるのは初めてだ」とコメントをいただきました。
生徒の感想でも「また、こんな機会があれば絶対参加したい」や「面白かった」という声が聞けました。
同じ年代での交流ということもあったのでしょうが、言語の壁を笑顔と歓迎の気持ちで乗り越え、あとは「自分も楽しむぞ」というモチベーションがこの時間を充実させたのでしょう。
アジアの学生さんたちにとっていい思い出となった今回の機会ですが、北星余市の生徒にとっても刺激的な時間だったのは間違いないようです。

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