2017年6月10日(土)雨の中の強歩遠足。
みなさん、強歩遠足、お疲れ様でした。応援してくださった方、ありがとうございました。
えーと、まずは、北星余市、強歩遠足について事情通の方へのご報告になります。あまり詳しくわからない方は「なにいってんの?」ってなる可能性大ですから、次の線が出て来るまでお読み飛ばしください m(._.)m
今年度の強歩遠足は、少なくとも僕が赴任して17年間で一番の雨の強歩遠足でした。朝10:30すぎて位から雨がひきましたが、それまでは大粒の雨。70キロは夜道、気温12℃、雨 powerd by 雷って感じで、体の芯まで冷える感じ。続く50キロ、午前4:00から8:30の間、僕は巡視していましたが、終始大粒の雨、豪雨といっていいくらいの勢いで降る時もありました。この大雨をもってしたら、カッパなんて、屁の河童です(使い方ちょっと違うか、笑)。水吸って、寒いし、重いし、体力の消耗が激しくて歩いている子達は大変だったと思います。
そんなこともあって、前代未聞の判断。「50キロ70キロの生徒は30キロ出発地点で無理しなくていいよ。ここまで、40キロ、ないし20キロ歩いて来たんだから」ってことで、リタイアを認めることに。出発集会時にも雨が降っていたので、今年は第二関門までたどり着いたらゴールとするという判断がなされました。
天気はよめませんね。雨がやむ予報でしたが、もし降り続けてしまっては大変と思い、そう判断しましたが、結果、雨がやんだので、ちょっと安易にリタイアしちゃう子を生んでしまったかなーと個人的には思っています。相当大変だっただろうけど、頑張れば歩けたって子もいたんじゃないかな。そういう状況で「やりきったー!!」って経験をさせてあげたかったなぁ〜なんて欲張りな気持ちも出て来ます。
さ、きっと、思い思いの強歩遠足だったと思います。生徒がどんなことを感じているかは、後日、放送礼拝で語られることのご紹介に譲るとして、今日は写真と動画で雰囲気を見ていただければと思います。
オール北星余市で出来上がる行事。とくとご覧あれ。
早朝4:00。50キロ組と70キロ組の出発の様子。さー、ここからが勝負ね。
雨の中の50キロ。びしょ濡れ。何もかも。
30キロ出発前の銀山生活センター。大雨。
それでも、出発集会。銀山生活改善センターの管理人さんが灯油を抜いて保管していたストーブをわざわざ出して来て、灯油を探して入れてくれて、炊いてくれた。おかげで、みんなはあったかかった。感謝。
雨も上がって、アスファルトも乾いて来たけど、洋服は冷たいまま。
だれだよー。こんな可愛い仕掛けしてんの。心癒されるよ。いっちゃうなっしなー。
一方、PTAはゴールした生徒に振る舞う、うどんづくり。総勢80名程度のPTAが集まりました。親心。子知らず、いや、意外と知ってるかも。地味に伝わってるはず。
完歩した人たちに配られる、いつからか伝統の完歩りんご。
このりんごに刺さってる旗は、卒業生の保護者たちがこうして当日作ってくれているのであります。
びしょ濡れの服を乾かし、暖をとる。
おいしいうどんと
おいしい笑顔たち。いや、疲れ気味か、笑
関門ではPTAが待ってくれていて、お茶や雨や愛情を振舞ってくれる。
存続問題の激務をこなした前校長の安河内先生も数年ぶりに笑顔で歩いてる。
自分の子どもが卒業しても、北星余市とその子どもたちを応援したいって来てくれるPTAOBのみなさん。3つ目の関門で待ってくれています。
ゴールの玄関はこんなふうに装飾されていて。これも、全部、生徒会執行部メンバーの手作り。そして、先日のブログで紹介したクラス旗。
最後尾メンバー、18:30頃。学校前に差し掛かる。ここに来て激しい雷と雨。もう一踏ん張りなところで、試練はやってくる。
一度、ゴールした後に、最後尾に戻って応援に来てくれる生徒も。励まされるだろうな、心強いだろうな。
最後尾の帰りを待ちわびる人たち。
雷の影響で、学校は一時停電。平野校長も最後尾の帰りを待ちわびてる。
学校の門をくぐって、、、
ゴールに向かう。
ね、Beauty and GORIで紹介したゴリポン、優しいんです。
そして、PTAの皆さんは最後までお片づけをしてくれて。「よかったね」って笑顔で。
そんなところに、歩き終わった生徒会執行部メンバーが「PTAのみなさん、ありがとうございました」って。一日中、うどんを作ってたけど、もう、これだけで疲れも吹っ飛びますよね。
強歩遠足。「ただひたすら歩く行事なんです」って紹介は事実ですけど、そんな一文には、籠めきれない一人一人の思いと行動が詰まってます。そんな行事なんです。
昨日の北星余市には、「ありがとう」と「おつかれ」がいっぱい飛び交っていました。
生徒も、PTAも、卒業生も、PTAOBも、一般参加してくださった町民の方も、応援に来てくれた北星余市を応援する外部の方も、寮の管理人さんも、我々教員も。
みんな、おつかれ。みんな、ありがとね。
さ、火曜日から、また、がんばろうねー!