良いものを拾おう、普段の様子 2017.6.24

「いるかいないかボード」の名札を作っちゃった生徒。

ちょっと、勝手に出欠札を作っちゃいました。

北星余市を紹介、生き方を探るウェブマガジン『STAR☆RECORD』に、札幌でフリースクールの代表をされている相馬契太さんが『「あたりまえ」の果てに』という文を寄稿してくださっています。

「あたりまえ」の果てに

相馬さんから見た北星余市の様子が凝縮されている文なのですが、その中に、こんなくだりが出てきます。

「学校の性格は職員室に出る。北星余市の職員室はおよそ“らしく”ない。ホールのような広い空間に書類にうずもれた机が並ぶ。壁にはダンボールでできた名札かかかっている。そこへ、休み時間に放課後に、生徒がなだれ込んでくる。」

壁にはダンボールでできた名札かかってる?

はい、これです。

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生徒との関わりを自由に大切にしている北星余市。放課後の時間帯になると結構先生たちの出入りが多いんですね。いるんだか、いないんだかまったくわからんのです。

これは、そんな状態を鈴木恭子先生が見かねて作ってくれた「いるかいないかボード」なんです。ちなみに、黒がいる。赤がいない。いまどきねー、って感じですかね。でも、手作り感があって好きです。

ちなみに、校長・教頭がツートップ。その下は1年部会、2年部会、3年部会と段になっています。

で、この「いるかいないかボード」を見た1年生が「Uのもつくる!」とか言いだして作り出したという、笑  ※「U」というのはその子の名前です。

まぁ、何を思ったかはわかりませんが、職員室に自分が登校してるかしてないかのボードをひっくり返しに来ようとしてるなんて、かわいいじゃないですか。ってことで、どんなものを作るのか黙って見ていました。


実は上のボードは教員のみで、職員室付き事務の國久の札がなく。「わたしのもないのー!」っていったら、「いいよ!Uが作ってあげる!!」って元気よく。

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ダンボールを札サイズにカットして。名前を書いて。

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もととなるボードもつくって。

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できた札をひっかける。

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自分のものだけじゃなくって、そのとき来てた子とか友達のも一緒に作って。

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はいー、できたー!

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えーと、上の画像は、いるとき側ですね。退勤後、ひっくり返したらどんなかな?と思ったら、、、

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「あめ屋さんおらん。」
「やかましいおかんおらん。」
「カワイイもんだいじおらん。」
「しなびれたサーモンおらん。」

って、笑

「おらん」は「いない」って意味です。

事務の國久は、生徒たちが「あめちゃんちょーだーーーい」ってよくもらいに来ているので「あめ屋さん」ってことなんでしょうね。

「やかましいおかん」っていうのは、同じ学年に入学した年上の友達のこと。いつも結構一緒にいるけれど、おかんのように口うるさく「あんた、これだめだよ!」って言ってくれるんでしょう。

「カワイイもんだいじ」は自分のことですね。

これだけは疑問でした。「しなびれたサーモン」。本人に聞いてみたら、、、、「いや、髪の毛の色が・・・」とのこと。

再度載せます。左手の髪の毛の色がそれだそうです。
※ 今は強歩遠足も終わって黒くなってます、笑

「えー、こんなこと書いてるけどいいの?」って聞いたら「いいよ」と優しく笑顔。優しいなぁ。優しさにつけこんで「ブログに載せていい?」って聞いたら、それもまた「いいよ」と笑顔で。もーーー、優しい!笑

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ということで、校長・教頭のツートップのさらに上をいく、生徒4名プラス、國久の名札ボードができましたとさ。今日も出席しているようでなにより。めでたし、めでたし。

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