ガマに入ってみてどうだったかな、、
みなさん、こんばんは。
雪が降るかも?!なんて言っていましたが、昨日は雪は降らず。。最近は雨ばっかりです。
昨日は時間通りに2年生は学校に帰って来たのかな。今日、学校にチラッと来ている2年生もいたので、きっと無事に帰って来れたのでしょう。2年生は来週の月曜日から学校なので、今週いっぱいは地元に帰っている子もいます。余市に戻って来た子は久しぶりの北海道の寒さ大丈夫かーい?(笑)
さてさて、またまた安河内先生から修学旅行の様子をお届けしてもらおうと思います。写真に映るみんなの服装で沖縄の暖かさが分かりますね。それでは、どうぞ〜。
今日は修学旅行2日目。朝食会場の都合からA組、B組とで時間帯をずらしての朝食です。先のクラスはなんと6:30からでした。食べている間に目が覚めていくというありさまでした。
平和学習の一日です。先に一日回ったO君の感想は、「戦争でお腹がいっぱいになった。消化が大変」でした。どっぷりと戦争の理不尽さ、悲しさ、人間って・・・というものに触れる1日を表した言葉でしょう。
最初に轟壕へと行きました。民家の中の小高い丘を登ると、突然すり鉢場の地形の底に壕の入り口がぽっかりと口を開いていました。A組とB組でそれぞれ違う穴から入る事になっています。現地ガイドさんのお話をみんなでしっかり聞きました。
それぞれ軍手に懐中電灯を持ちながら、声かけながらガマの最深部でガイドさんのお話を聞きました。
A組住民が避難したガマでジメジメしたほうでした。B組は日本軍が住民を追い出して使用したガマの方でこちらは乾燥したガマでした。そうです、ガイドさんのお話もそうだったのですが、住民が前からはアメリカ軍、後からは日本軍に追いつめられ殺されるという現実を知る事になりました。赤ちゃんを亡くしてしまった安里さんのお話とガマの中の圧迫感で胸が締め付けられる思いでした。この数十分だけでもこうした感覚になるのに、3ヶ月もいたらどうなってしまうのか、皆絶句でした。ガマの外に出た時の空気を吸えた感はきっと忘れられないでしょう。
次はひめゆり資料館へ行きます。移動中は実行委員が交代で点呼を取り、全員がいることを確認して出発です。
ひめゆりではみんなと同じくらいの年の学生が地獄のような状況の中で看護や伝令などの手伝いをさせられ、最後には解散命令という名の放置をされて命を失ったことを知りました。塔のまえで黙祷をささげ、資料館で証言等をじっくりと見ました。
平和祈念公園では平和集会を開きました。実行委員会平和班がこの日のために準備してきました。他の多くの修学旅行の学校や見学者のいるなか、堂々と平和宣言を読み上げ、平和への思いを共有しました。全員が集中して集会にのぞんでいました。教師が主導するのではなく、生徒が自主的に作りあげていくことの大切さを垣間見ました。
事前に2年生で作ってもらった折り鶴を実行委員が千羽鶴にして、この平和祈念公園の資料館に奉納させていただきました。
みんな平和について学ぶいい機会になったようですね。
前日まで頑張って考えていた平和宣言も無事に出来たみたい。是非、生で聞きたかったなぁ。
明日も修学旅行の様子3日目をお届けします。