良いものを拾おう、普段の様子 2019.5.27

全校礼拝 〜 西岡牧師のお話

貴重なお話をしてくれました。

みなさん、こんにちは。
口から出る言葉が「暑いっ!」しかないぐらい今日は暑かったですね。
お家に帰ってきてグッタリされてる方はいませんか?お気をつけくださいね。
ちなみに北海道には多くの家がエアコンがついておりません!(最近のアパートは付いているみたいですが)でも、朝晩はヒンヤリするし夏の時期でも猛暑日が少ないのでエアコンがなくても大丈夫なのです!といっても、たまにエアコンが欲しくなる時もありますけどね(笑)

本校は明日から3日間、中間テストです。そして来週の8日には強歩遠足も控えています。それが終わると弁論大会、スポーツ大会と行事が続き、気がついたら夏休みまであっという間に過ぎてしまいそう。

毎週、月曜日は全校礼拝があるのですが今日は余市教会から西岡牧師が来てくれました。以前もお伝えしましたが、西岡牧師は本校の卒業生でもあります。こうして卒業して随分たった後でも繋がっていくことに、ご縁を感じますね。今日は西岡牧師が礼拝でお話ししてくれた内容をご紹介したいと思います。
前回ブログでもお伝えした1年研修に絡んだお話でした。それではどうぞ。


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余市教会に来てくれている北星の方と以前話している時に、1年生研修会の話になりました。
そして、「西岡さんが北星にいた時に団結の樹ってありました?」と聞かれました。「ありましたよー。あれめっちゃしんどいよねー」と話をしました。一枚の座布団の上に7〜8人が乗って20分間耐える!というあれです。入学してまだ1ヶ月くらいで、まだまだ互いに距離感をとって過ごしている一人ひとりにとって、「団結の樹」は否応無しに距離を縮める時となるのではないかと思います。

どうやったら、一枚の座布団に7〜8人が立ち続けられるか。いろいろと作戦を練りますが、そんなに猶予はありません。樹が出来上がればあとは耐えるのみ。円陣を組むような形で、必死になって声を掛け合ったり、配慮し合います。「団結の樹」。そうやってそれぞれに背景も、思いも、痛みも、不安も異なる一人ひとりが「20分間耐える」という一つの目標に向かって力を合わせる。
「仲間・友情・団結」を身をもって体験するんだなぁと感じます。

そんな話の中で、僕は仲間達と肩を組んで「団結の樹」を作った時のことを思い出しました。確か僕たちのグループは最後まで耐えきれなかったように思いました。同時に、自分たちが崩れ落ちて顔を上げた時の光景が鮮明に蘇りました。それは、まだ必死に耐えている樹を大きなうちわで扇いで励ましている生徒会の先輩の姿でした。さらには、自分たちは残念ながら崩れてしまったけれど、残っている仲間達を自分のことのように応援している同級生達の姿を思い出しました。その光景を卒業してから15年も経って、余市に来て思い出した時に、私の中で変わっていくものがありました。
それは、「団結」の意味でした。「団結」といえばそれこそ肩を組み円陣を組んで自分たちの力を合わせるイメージでした。しかし、うっかりすると「団結する・一致する」ということは内向きで、閉鎖的なものになります。

「団結・一致」という美しい響きの言葉に酔いしれ「自分たちだけよければいい。楽しければいい。うまくいっていればいい」という視野の狭い思いに心が支配されてしまいます。けれども、北星余市の「団結の樹」は内向きではありませんでした。僕が北星の生徒だった当時はそこまで思いが至らなかったのですが、振り返ると、僕らの樹の周りにはたくさんの仲間の声、眼差し、励ましがありました。自分たちは成し遂げられなかったにもかかわらず、不思議と一人ひとりの心は前向きで、自分だけではなく仲間に思いが向けられていました。ここにこそ真の意味で「団結」があるように思いました。決して自分たちだけで「孤独に」立っているのではなかった。「孤立」してはいなかった。「共に立っている」仲間達がいて、その間に団結が生まれていたのだと感じました。周囲に、外に目を開いて、先輩や仲間が声をかけ、支えていてくれたことに気がついた時に、僕らの「団結の樹」は北星に入学して18年ほどをかけてようやく完成したのかもしれない、とふと思いました。

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聖書には、思いや考え方、生きてきた背景がバラバラな人たちが集められて、それでも一つになって、一致して、団結して生きていくことのできる希望が記されています。でも、それは、内向きで閉鎖てきな志ではないようです。お互いの違いを戸惑いながらも認め合って、喜び合って、頼りにしていく。そんな開かれた思いの中で生きていくことが、聖書の語る一致であったり団結です。それは、実はこの北星で学んだり、体験したり感じたりすることのできるものだったりします。僕たちはもしかすると、孤独に思える瞬間を生きていたり、一人でなんでもできることがいいと教えらえてきたかもしれませんが、実は、そうではないことをこの場所で教えてもらえるような気がします。僕たちのまわりには、たくさんの人がいて、支えてくれていることに気がつかされるし、こんな自分が誰かの支えにすらなっていることにも気がついていくこともあります。そんな新しいものの感じ方や生き方を、この場所で、団結を通して始められるんじゃないかと思います。
みなさんの余市での生活をこころから応援しています。


西岡牧師、ありがとうございました。
つい最近、1年研修に行ったばかりの1年生はこのお話を聞いてどのように感じたでしょうか。
2.3年生は、今あの時の「団結の樹」を思い出して何か感じることや思うことがあったでしょうか。
一人一人が今目の前にある出来事や周りの思いに目を向けてくれる時間が少しでも増えてくれるといいな。


礼拝が終わった後には朝礼にうつり表彰が行われました。
先週の水曜日に放送局の大会があり、朗読部門に3年生の男の子が出場しました。その結果、見事全道大会進出となったのです!おめでとう!
前日まで緊張しながら練習をして頑張っていた成果がありましたね。次はまた全道大会に向けて練習あるのみ。応援しています。
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そして、今日は生徒会が企画したコスプレDAYでもあったのです。放課後、コスプレをしている人もしていない人も中庭に集まり集合写真。太陽のもと、みんないい笑顔です。
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さぁ、明日から中間テストがんばりましょうー!

 

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