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2019年5月9日(木)本校は大阪府大阪市にある認定NPO法人D×P(ディーピー)と関西方面出身の生徒の就労・進路相談の連携を行いました。
本校では1988年より全国から中退者受け入れの転・編入制度を実施し、不登校や引きこもり、非行、発達障害、複雑な環境など、生活に困難を抱えながらも高校生活を頑張りたいという意欲を持つ子どもたちを受け入れています。
今回の提携では、関西方面の就職やアルバイトに関する就労・進路相談をメインに生徒の現在の状況に寄り添いながら、将来を見据えた次のステップを一緒に考える施策のひとつとして連携事業を設けました。経済状況や過去の体験、特性など状況は生徒により異なります。LINE@上で相談を受けながら、生徒が持つ課題や個性を理解し、それぞれにあった進路や機会を提供していくことを目的としています。
認定NPO法人D×P(ディーピー)は、通信・定時制高校の高校生に「つながる場」と卒業後の「いきるシゴト」を共につくるNPOです。通信・定時制高校で、社会人と高校生が対話し、つながりをつくるプログラム「クレッシェンド」や、いごこちのよい場所を高校や地域のなかにつくる居場所事業「いごこちかふぇ」、卒業後も高校生がいきるシゴトをつくる「ライブエンジン」を提供しています。
本連携事業は認定NPO法人D×PのHP上にも掲載されております。
【お知らせ】北星学園余市高等学校とLINE@を用いた進路・就職相談事業を提携しました。|認定NPO法人 D×P
2019年5月1日
北星学園余市高等学校の2019年度生徒総数(5月1日)について
学校法人 北星学園
北星学園余市高等学校の2019年度生徒総数は227人(5月1日)となり、次年度(2020年度)の生徒募集の条件としていた生徒総数210人を達成することができました。
改めて「北星余市高校維持の3条件(*1)」を確認し、余市高校を維持する取組みを進めてまいりますので、よろしくご支援いただきますようお願いいたします。
なお、2021年度以降の生徒募集の取扱いについては、生徒募集状況及び収支状況等の諸状況を勘案して改めて検討することとしています。
以 上
*1:北星余市高校維持の3条件
(1) 生徒総数210人以上(1年次入学者70人以上)、1学年2クラス以上を確保していること。
(2) 教育職員18名、事務職員3名を配置(最少配置数)すること。
(3) 単年度の収支差額超過(赤字)が当面40,000千円以内であること。
2019年5月1日
「北星学園余市高等学校の 2019 年度生徒総数(5 月 1 日)について」を受けて
北星学園余市高等学校
校長 平野 純生
日頃より本校教育にご理解ご協力をいただきありがとうございます。
2016年度に北星学園理事会が決定した存続条件は「生徒総数 210 人以上(1年次入学者70人以上)、1学年2クラス以上を確保していること」というものでした。
おかげさまで、2019年5月1日現在、生徒総数227人、1年次入学者76人となり、条件を達成することができました。
こうした状況を受け、私たちの母体である北星学園から『北星学園余市高等学校の 2019 年度生徒総数(5 月1日)について』という文書が発表され「余市高校を維持する取組みを進めてまいります」という発表がありました。
3年目の条件が達成できたことに感謝と大きな喜びを感じております。
2015年12月にメディアで本校の存続危機が報じられて以降、北星学園が募集停止の決定を撤回、再検討し、2016年9月に3ヶ年にわたる条件を設定するに至ったのも、その条件を達成することができたのも、3年という長い期間を通じて、みなさんの応援があり成し得たことです。たくさんの皆様に支えられ、今日を迎えることができました。
本校教育にご理解をいただいた皆様、地域の皆様、繋がりをもたせていただいている諸団体の皆様、善意ある報道各社の皆様、在校生、寮下宿管理人、卒業生、PTA、卒業生の保護者、祈ってくださった皆様、こうして今この文を読み関心を持っていただいている皆様のおかげです。言葉では表しきれない感謝を覚えております。誠にありがとうございます。
今後に関して北星学園は「2021 年度以降の生徒募集の取扱いについては、生徒募集状況及び収支状況等の諸状況を勘案して改めて検討することとしています」と発表しております。募集停止の意向を持った具体的な条件設定はなくなったものの、財政状況によって存在が左右され、生徒数規模が教育内容に影響を及ぼします。
世の中には、己の過去を否定し、今に豊かさも満足も感じず、未来に絶望を覚えている子ども、そうした子どもたちを支える親御さんたちがいます。欠席日数や年齢や過去の経歴を問わず、子どもたちの未来にかける思いを大切にし、地域住民の方に寮下宿を運営して子どもたちの生活を見ていただき、学校と地域住民と保護者の三者で子どもの成長を見守り、人との関わりの中で生きる力を蘇らせる、日本でも稀な高校として、私たちは細々とでいいから存在し続けていきたいと考えております。そのために、教育内容の充実と生徒募集活動を通じて、この教育の灯を絶やさぬように、今後も不断の努力を欠かさず尽力してまいります。
<皆様へのお願い>
昨年度の繰り返しになりますが、皆様が、従来、FacebookやTwitter等で本校の情報をシェア、リツイートしてくださったことはとても影響が大きく、今後とも応援の気持ちを乗せてシェアボタン、リツイートボタンをクリックしていただければ、本当にありがたく思います。繋がりを持たせていただいている諸団体の皆様、報道各社の皆様におかれましても、今後とも本校教育の特徴をご理解いただき、必要とされる方に本校の存在をお伝えいただければ大変嬉しく思います。
私たちは北星学園内の一高校であり、高校は子ども達のための場所でありますが、皆様の力添えあって存在できるものであり、つまり、皆様と共につくり上げられている学校であると感じております。
ぜひ、本校が子どもたちの希望をつなぐ存在であり続けられますようご協力のほど、よろしくお願いいたします。
そして、なにより、どうか今後とも私たちの存在を頭の片隅におき、忘れないでいただければ幸いに存じます。
『ラップで廃校阻止!〜北星余市高・生徒会長の激闘486日』
2015年本校の存続が危ういと報道されたとき、当時の校長が生徒会長と手を組みながら存続を模索した取り組みの様子が見える作品です。
昨日は入学式、明日は始業式を迎えます。2019年度も本格的に始まります。
北星学園が掲げた最期となる3年目の存続条件は「全校生210名以上」というもの。正式に条件達成の可否を判断するのは5月1日時点での数値となりますが、今日時点で1年生75名、2年生75名、3年生73名、全校生223名の在学があることを皆さまにご報告いたします。
感謝の気持ちはいっぱいですが、それは5月1日までとっておき、その日まで気を抜かずに日々を過ごしていく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
2019年3月6日から10日に東京・表参道にあるピクトリコギャラリーで開催された写真展・トークイベントを取材してくださっていた蔵原実花子さんがドキュメント動画を完成させ、ジャーナリストの堀潤さんが主催する8bit news で記事として取り上げていただいています。
8bit news | 未来をつむぐ 〜私たちがつなぐ、北星学園余市高校〜
<東京>2019年3月6日(水)から3月10日(日)まで、ピクトリコショップ&ギャラリー表参道にて、写真展『光の在り処〜未来を紡ぐ北星学園余市高校〜』を開催
<東京>3月9日(土)HASSYADAI CAFEにて、トークイベント『いまを、生きる-そしてこれから、未来へ』 を開催します。
写真展の様子、トーク展の様子、そこに関わってくれている人の思い、自身の写真が出展されているからと駆けつけてきてくれた生徒の言葉にぜひ耳を傾けていただきたいです。
4月9日(火)23:00より、フジテレビ系列関西テレビ「7ルール」で本校教員の本間涼子を追った番組が放送されます。
青木祟高さん、本谷有希子さん、YOUさん、若林正恭さんの絶妙なトークの元、
「テレビに出ることはなかなかないけれど、様々な分野で、そのキャリアを輝かせている女性が主人公。”今最も見たい女性””最も見せたい女性”に密着していきます。自身が課す”ルール=いつもしていること”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ…など、人生観そのものを映し出す新感覚ドキュメント」
をコンセプトとして放送されている同番組で、2018年度1年生の担任を受け持った本間涼子のルール通じて、彼女の生徒と向き合う様子が紹介されます。
ぜひ、ご覧ください。