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実生活について

卒業生からのメッセージ

自分自身と向き合うことができる私にとってのチャンスだった

かつての私は、人と話すことを嫌い、高校も進学校に行ったものの毎日が勉強に追われ、鬱状態の引きこもりになっていました。そんな中、親の勧めで北星余市に行くことを決めました。これが私の未来を変える最初の一歩でした。最初は知らない土地で、友達もいない新たな環境でやっていけるのか不安でした。ですが入ったからには「変わるんだ」と決心はしていました。

転校してからは、生徒会や学園祭でのバンド演奏、弁論大会など、自分が変わるきっかけとなることには何にでもチャレンジしました。すると、自分に自信がついたのか、人と話すことが楽しくなり、誰とでも話せるようになりました。一番の変われたきっかけは生徒会だと思います。時に辛く楽しかったことが忘れられません。自分自身と向き合うことができる私にとってのチャンスだったと思います。

みんなで支え合い辛いことも一緒になって乗り越え頑張ることができました

北星余市での生活は、入学したからと言って、ありきたりな漫画の世界のように上手くいきません。何もせず、ただ生活していてもあっという間に3年を過ごして終わりです。私は2年生からの編入だったのでみんなより1年少なかったですが、十分変わることができました。時には失敗したり辛いことも沢山ありました。ですが北星余市はクラスのみんなも先生も、みんなで支え合い辛いことも一緒になって乗り越え頑張ることができました。今を振り返ると、もっといろいろな事にチャレンジ来たのかな、と思います。あの時は必死だったことが、時がたてばそこまでだったりもするのです。だからこそ、今できることに全力で何にでもチャレンジしてみてください。人生一度きり。失敗しったっていいんです。

勇気をもって一歩踏み出してみてください

現在私は、子どもの教育について学ぶために北海道の北翔大学に通っています。大学に進学してからも様々な困難が立ちふさがってきました。ですが、北星で培ってきたことをバネに乗り越えることができ4年の月日が流れました。

教育関係について学んでいる中、思った事があります。人とのコミュニケーションが携帯電話が主流となっている今の時代、昔のように学校で勉強だけに力を入れるのではなく、教師が子どもたちに寄り添い、人と関わる楽しさ、繋がりについて学べる環境をつくる事に力を入れていくべきだということ。機械や情報の発達により、人の温かみ、愛の欠落により間違った方向へ進んでしまう子どもが増えているからです。

もし、今人生の中でどうすればいいのかわからず立ち止まっているあなたへ。
まずは、勇気をもって一歩踏み出してみてください。時には立ち止まって休んで、また歩き始める。無理をしないで まずは自分のペースで歩き出してみてください。

今踏み出したその一歩はこれから「未来を突き進んでいく」人生の一歩となるから。

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