実生活について
実生活について
自分は中学の頃から人を信じる事を辞めた。
その頃から学校へも行かず、家族とも口を聞かずに心も閉ざした。
それから約1年が過ぎた頃、このままでは駄目だと感じるようになった。
そんな時テレビの再放送で「ヤンキー母校へ帰る」がやっていて、この場所なら変われると思い1年振りに親と話した。
「お前が変われるなら」と言ってくれ、北星余市に入学を決めた。
最初はもちろん不安だった。何も知らない16歳のガキが北海道で一人やっていけるのか。
しかし、同じ地元で同じ歳の人が1年前に入学していて、同じ下宿先に入り面倒みて貰いました。学校生活にも慣れ、不安は徐々になくなりました。
いつの間にか以前の自分の考えも変わり、今でも繋がる大切な仲間ができてました。
卒業してからは、東日本大震災.原子力発電所の事故により中々就職活動がうまくいきませんでした。ようやく決まった工場もうつ病になり退職、、、壁にぶつかりました。
地元の仲間、北星余市の仲間、担任の先生に話しを聞いて貰い時間はかかったが良くなりました。
そんな時に母親のガンが見つかり、就職活動出来ない状態でした。北星に行かせてくれた家族への恩返しする時だと思い家事全般を請け負いました。
現在は手術も成功し、自分の就職も決まり一段落です。
今の自分が在るのは、10年間に北星余市の門を叩いた事。これだけは間違いない。
10年前、人を信じる事を辞めた。でも人は一人では絶対生きれない。
人生は壁にぶつかり、壁を壊して行く事だと教えてくれたのは北星余市です。
先生が送ってくれた「嵐」という詩。
まさにその通りなんだということを。
北星学園余市高等学校
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