実生活について
僕が初めてベースを触ったのは、中学三年の夏でした。その時は学校にも行っていなかったので、時間はいくらでもある!と思って始めたのですが、いざ練習を始めると、ツーというノイズが気になり楽器屋に持って行っても、これは仕方無いと言われすぐ辞めてしまいました。ですが、置き物になっているベースを見て、いつかは練習したいなぁとは思ってたんですが中々機会はなく、そのまま家に置いてこの学校に入学しました。
そんな時にもう一度ベースをやろう!と思ったキッカケは、去年の夏休みに行った好きな歌手のライブでした。
ライブが終わった後、やっぱり自分も音楽がやりたいという気持ちになり家に置いてあったベースをもう一度始めました。再開した後は楽しくて下宿に送ってもらった後もずっと続けられました。
最初は一人でやるだけで楽しくて、親にどうせなら人見つけてバンド組みなよと言われても、イヤイヤそんなのいいよ。曲に合わせて弾いてるだけで楽しいし。と思い、バンドを組んだりライブに出たりするのに全然積極的じゃありませんでした。
二年生になってもその考えは変わっていなかったんですが、総合講座の最中に少しだけベースをしているという話をするとその夜に、この曲北星ライブでやろうよ!というLINEがきました。それを見た時は、この曲むずかしいし出来ないよ。と思い断るか〜と思ったんですが、学校でもう一度話した時にあと五ヶ月もあるから間に合う!と言われ引き受けてしまいました。
それからやった事の無い奏法を毎日練習して、夏休みの宿題無いのになんでこんなに頑張ってるんだと思いながらも引き受けた以上やるしかないと言い聞かせ何とか出来る様になりました。ライブ当日は緊張して練習よりめちゃくちゃ下手くそでしたが、バンドでの練習や終わった後の気持ちを味わえたのは、食わず嫌いせずに、あの時引き受けておいて良かったなと思います。