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2018.5.31

楽しむ気のなかった1年研修会

【放送礼拝】2018年度1年研修会の感想 朝倉 侑輝2018年度1年生

最初は楽しむ気なんてありませんでした。

音楽をスピーカーでならす人がきらいで、先生が「質問ある?」ときくと他の人のことを考えずに「ありません」という人がきらいで、小学生のようなしょうもない話で授業を中断する人がきらいでした。そういう、自分が世界の中心だと思っている人たちがいて、そんな人たちとイチケンなんて楽しむ気にもなりませんでした。

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ですが、そんなキモチは寮のおばさんやほんまちゃんとの話し合いの中で変わってしまいました。そんな不安定なキモチで迎えたイチケンでしたが、今までにないような大事なものに気づけました。

その出来事の一つ目は、レクリエーションでの「団結の樹」でした。ある人がいます。その人は「団結の樹」のグループで百人が見て百人がそう答えるようないい動きをしていました。そのいい動きとは、同じグループの人が百パーセント楽しめるように周りをよく見てみんなが笑顔になるようなふんいきをつくったり、仲間のことを気遣ってはげましの言葉を送ったりとすばらしい動きをしていました。具体的には、まず、班が集まった時に、メンバーの背の高さを見て「みんな高いねー」と言いながら、誰をどこに配置するかを考えて「これでいい?」と進めてくれたり、キツそうな子がいる中で「俺陸と手繋いでるだけで頑張れるから」と冗談交じりにみんなを笑わせて楽しい雰囲気にしてくれたり、崩れそうになったときも「頑張れ頑張れ」と声をかけてくれたり。でも、本当に限界がきたときには「なら崩そうか」と、誰かのせいになることを避けて判断してくれたり。20分続かなかったけど、それはあんまり関係なくて、その苦手だった人と一緒にできたということが自信になりました。これが一つ目です。

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 二つ目は、これも同じ人の話なのですが、うってかわってすごく悪い動きです。その動きとは、夜、レクが終わり消灯時間も過ぎてねようと思っていた時、想像もできないような声の大きさでしゃべっていたのが、いい動きをしていたその人でした。自分は最初驚きました。あんなにも周りを見れていた人がこうも簡単にわかる迷惑行為を迷惑だと思わず平然とやっていたのです。その行為は深くは掘り下げませんが、ひどいものでした。これが二つ目です。

この二つの動きを見て自分が感じたものこそみんなに声を大にして伝えたい大事なことです。それは「人には異なるさまざまな側面がある」ということです。それは悪いことではなく人間にとって人間らしい部分です。ですから、みなさんも一つの悪い側面を見るだけで人を判断するのではなく、いろいろな側面を見てより深い人間関係を築いていけたらいいと、自分はそう思います。

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