北星余市を紹介、生き方を考えるウェブマガジン
2020年3月発行
星しんぶん 第6号
hoshiii
ハイドアンド・シーク
19's Sound Factory
こどもから大人に変わるとき、「自分は人からどう見えているのか」と多くの人が考え悩む。でも意外とどうにでもなることで、一番大切なのは自分が自分でいることだとこの歌が教えてくれたような気が。いつか自分自身を認め愛せる人になれたなら。
(1年B組 眞鍋彩桜衣)
Rescue me
Every Little Thing
Every Little Thingの15thシングル。
持田香織さん(主人公)が社会に出たての女性のストーリーを歌っているよう。最近の曲ではあまり聞かないシンセサウンドが入っています。私はWink や小室哲哉の曲が好き。シンセサウンドが好きなら聞いて欲しい。
(1年B組 田村萌々花)
蝿の王
ハリー・フック(監督)
嵐で船が沈み、無人島に辿り着いた少年たち。次第に野生に戻るこどもたちは力争いをはじめ、殺し合いへと発展。いつ殺されてもおかしくない恐怖の中、最後突如大人が現れた時の安心感はハンパない。この映画ほど大人がいて良かったと感じる映画はないかも。
(総合講座講師 ひね)
自由からの逃走
エーリッヒ・フロム(著)
大人は自由です。しかし、自由であることは耐えがたい孤独を与え、人間は自由を投げ捨て依存と従属を求めてしまうということを、フロムは「自由からの逃走」と表現しました。自由の孤独と不安を回避する方法は、愛と創造的な活動以外にありません。
(吉田裕一)
ジョーカー
トッド・フィリップス(監督)
R15 指定作品。バットマンの宿敵ジョーカーが誕生するまでが「一人の人間」として描かれている。色々な問題が内在されている。「自分の存在は世界にとって何の意味もないのではないか?」という問い。観終わった後の感覚が何とも言えない。
(紺野良子)
裏庭
梨木香歩(著)
庭は命の育つ場所。人が育つために「家庭」という言葉があるように、心を育む場所となります。物語の庭で自分と家族が抱える過去の傷を伴う闇に気づき、癒し、成長して行きます。根の大切さに気づける一冊です。
(総合講座講師 瀬川桂子)
GEORGIA 香るブラック
佐藤健寿(著)
苦い。まずい。そう思っていた10代の自分。その頃はコーヒーのおいしさに気づいていなかったのだ。
いまでは、出勤してまず、こいつを飲む。そこから一日が始まる。これが大人の味。ぜひ皆さんも飲んでみてください。飲むなら熱いうちに。
(成田健太郎)
Growin' Up
Bruce Springsteen
ブルース・スプリングスティーンの1stアルバムの中の一曲。邦題は「成長するってこと」。題名からこの曲を選びましたが、スプリングスティ ーンの曲には世の中に反抗することの先に何が待っているのか、を考えさせるものが他にもあります。
(谷口学)
アナと雪の女王2
ジェニファー・リー、クリス・バック(監督)
雪だるまのオラフが歌う『おとなになったら』という歌。「おとなになったら僕は不安になることもない/本当に素敵なおとなになるんだ」と歌いながら大人になることへの不安を伝えるのですが、大人になっても変わらないものを大切にしながら成長していきます。
(中村希絵子)
ホームにて
中島みゆき
中島みゆきの『ホームにて』。中学生になりラジオでこの曲を聴いて、「走りだせば 間に合うだろう/かざり荷物を ふり捨てて/街に 街に挨拶を/振り向けば ドアは閉まる」の部分が、とても切なく感じて、大人とは悲しさを感じるものなのかと思った記憶が。
(平野純生)
ぼくは勉強ができない
山田詠美(著)
こどもの時に読んでたら、今感じるようなストレートさで秀美をカ ッコイイと思えたんかなぁ? 葛藤を含んだ憧れをもったのかなぁ? 救われる思いがしたのかなぁ? 初めて読む時期によって、感じ方が違ってくる気がする。それを確かめたくて、常に教室に仕掛けてる。
(本間涼子)
スタンド・バイ・ミー
ロブ・ライナー(監督)
こどもだった少年たちがありふれた日常の中で、何気なくいつものノリで始めた冒険。そのことを通して、彼らは自分の周りにいる多くの人々のことを深く考えることとなった。青春の日々の中での特別な時、心に残る瞬間が一人の人間をつくる。
(塩見耕一)
One Too Many Mornings
ボブ・ディラン
「You're right from your side, I'm right from mine(君から見れば君が正しい。僕から見れば僕が正しい)」
『One Too Many Mornings』の一節。ロックの殿堂入りしたボブ・ディランはビートルズにも多大な影響を与えた。2016年には歌手として初めてノーベル文学賞を受賞。
(妹尾克利)
子どもの難問
哲学者の先生、教えてください!野矢茂樹(著)
大人という言葉を聞いたとき、あなたはどのような人を想像しますか? 普段、当たり前のように使っていますが大人という言葉は実は曖昧です。働いていたら? 何歳以上なら? それとも何かできたら大人なのか? 大人も含めて考えてみると深い様々な題材があるので面白い。
(福田綱基)
大人が楽しむぬり絵
こどもの時にぐちゃぐちゃと描いて遊んでたぬりえが、大人になってまた楽しくなる。細かすぎて、毎回色鉛筆を削らないとできないくらい。1人でも 2人でも楽しめる。ダイソーに売ってます。1階ボランティアの部屋でもできるので是非行ってみてね〜。
(菅野瑞希)