北星余市を紹介、生き方を考えるウェブマガジン
2020年12月発行
星しんぶん 第8号
hoshiii
闇の子供たち
阪本順治(監督)
based on a true story。原作(本) を映画化する際にやむを得ずついた「嘘」も興味深い。できれば原作を読んでから見てほしい。性的なシーンは子どもと大人を別に撮影してるのでご安心を。つっても安心とかちゃうけどな、そもそもこゆことがあるということがさ。
(本間涼子)
コジンマル
BIGBANG
BIGBANGの代表曲で、失ってから気付く人の大切さに、今更やるせない気持ちがこみ上がる、そんな曲です。コジンマルとは韓国語で嘘という意味。韓国語の曲ですが、まずは聞いてみてください。歌詞の意味が分からなくても引き込まれる曲だと思います。
(成田健太郎)
闇の中の系図
半村良(著)/角川文庫
嘘をつく才能を生かして日本の歴史を陰からあやつる一族「嘘部」。その血筋を引いた1人の天才的嘘つき。絶対バレない嘘は存在するのだろうか? 嘘をつく人間の心理は? また嘘にハマってしまう人間の心理は?
(塩見耕一)
ビッグフィッシュ
ティム・バートン(監督)
いつもホラ話で盛り上げる父と、それに嫌気が差した息子の和解の話。ホラ話には歩んできた人生が詰め込まれていて、優しさとユーモアの味付けはちょっと美味しく仕上げてるだけ。幻想的な映像の中で何が本当に大切なのかじんわり伝わる映画です。
(伊藤葉子)
政府は必ず嘘をつく
堤未果(著)
なぜ日本だけPCR検査が進まないのか? 政府の説明は何か腑に落ちない。思い当たるのは「官尊民卑」という問題だ。政府や官僚の言う事は正しいだろうという私たちの意識こそが問題。政府をあてにしないところから、自分に何ができるかを考えないと。
(安河内敏)
風のガーデン
フジテレビ
富良野が舞台、脚本は倉本聡。末期がんで余命わずかという主人公の医者を演じるのは中井貴一。嘘をついて縁を切られた家族との絆を取り戻そうとする。人間が持つどうしようもない性(さが)を見せてくれます。素直になり父親に謝る時には心が震えました。
(平野純生)
トリックアート美術館
上富良野町にある美術館。だまし絵、トリックの世界、視覚的な錯覚を利用した作品の数々。平面に描かれたモノや人物が立体的に浮かびあがる。額縁から飛び出してくる絵画の迫力。見る場所によって絵が違ってくる。絵の力って本当に凄いと思う。
(紺野良子)
四月は君の嘘
新川直司(著)
『月刊少年マガジン』に連載。アニメ化や実写化されています。自分が弾くピアノの音が聞こえなくなった少年と、ヴァイオリンを弾く少女が、惹かれあい成長していく。嘘の正体は最後にわかります。コミックを読んでほしいですが、アニメは音楽が聴けるのでオススメ。
(小杉遼河)
待ち人来ずってなんなの私から会いに行くからお前が待ってろよ
きらめく星のなったん(著)
自分に嘘をついていたことがどうでもよくなって、もっと自分のためになる嘘をつこうと思えてきます。落ち込んでいるときに読むと前向きになれて、そうじゃないときに読むと一歩を踏み出す勇気をくれる。そんなエッセイ本です。
(塚原ゆめ)
彼らが本気で編むときは、
荻上直子(監督)
自分の性別に嘘をつく。周りの人は男なのに女の格好をしているからあの人は嘘つき。そんな風にいうけれど心は女性でいたいのにそれを隠している方が嘘になるのではないか。様々な人のあり方を考えさせられる映画。ぜひ観てほしいです。
(堀川紅羽)
ライアー・ライアー
トム・シャドヤック(監督)
ジムキャリー出演の映画で、嘘で無罪を勝ち取る弁護士が、子供のお願いで1日嘘をつけなくなってしまうというものです。果たして嘘のない言葉は愛する人たちに届くのでしょうか。自分が嘘をつけなくなったら、なんてことを想像しながら楽しめる映画でした。
(中村希絵子)
コンフィデンスマンJP
フジテレビ
ドラマと映画がある。コンフィデンスマンJPのドラマは1話完結型で見やすい作品である。ウソをついているのは、誰か。騙し合いのバトルとダー子の変わりっぷりが見どころ。人間不信になりそうになるが、ハラハラと大爆笑がやみつきになる。
(菅野瑞希)
嘘の火花
96猫
私は96猫さんが趣味でやっているゲームLiveが好きで、曲はあまり聴いていませんでした。でも、テーマ「うそ」が出て、一番最初に思い浮かんだのがこの曲。久しぶりに聴くとゲームLiveで見せない96猫さんの声にギャップがあって、さらに好きになりました!
(福原芙雪)
22年目の告白 ー私が殺人犯ですー
入江悠(監督)
最後の最後までどうなるかわからず、だまされた気分になる映画。こういうやり方があるのかと感心する場面もあり、話の中に入り込んでいける。俳優さんの演技が上手で、時々見直したくなる。時には嘘も必要なのかと思ってしまう作品。
(佐原麻妃桜)
SPY×FAMILY
遠藤達哉(著)
嘘というと人をだますような行為であまり良い事のように考えられませんが、この家族の騙し合いはとても心温まるもの。誰一人本当のことは言ってないけれどそれでも家族になる姿がとても面白いなと思います。父がスパイ、母が殺し屋、娘は超能力者という家族の物語。
(福田綱基)