導きに感謝して

2023.03.02 コラム

北星余市高校教員

谷口学

MANABU TANIGUCHI

自分が高校生の頃、テレビで高校中退者を受け入れている学校が紹介されていました。自分が合格できるという理由で選んだ大学進学先は、北海道教育大学岩見沢分校。4年生の時に公立中学校教員の採用試験を受けたのですが不採用でした。そんな折に、同じ大学の友人のもとへ、北星余市の校長先生から英語教員の求人の話が来ました。自分が卒業旅行でアメリカに行っている間のことでした。その友人は就職先が決まっていたので、校長先生に自分のことを紹介してくれたのでした。話は何日も前に来ていたので、帰国した翌日に北星余市に電話しました。

このように、たった1日で北星余市への就職を決めました。まずは1年間、テレビで話題になっている学校の様子を見てみようと思ったからです。それが一度担任を経験してみようとなり、そのうち30年が経ちました。多くの先生方、そして生徒たちと関われたことに感謝します。

文:谷口学/写真:辻田美穂子

 

プロフィール

谷口学 | Manabu Taniguchi

出身は北海道江別市。父の転勤で小学校時代は千歳、滝川、釧路、そして江別に戻る。中学校ではサッカー部。道立の大麻高校では少林寺拳法部。そして北海道教育大学岩見沢分校に進学。1993年に北星学園余市高等学校に就職。

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