北星余市を紹介、生き方を考えるウェブマガジン
北星余市PTA東日本OB会
林田 真理子
HAYASHIDA MARIKO
まずは、主催者である学生さんたちを紹介させてください。
少し話しただけですが、みんな北星余市の魅力を多くの人に知らせようと、とっても頑張ってくれてるんだなっていうことが伝わって来ました。
展示は写真の他に、強歩遠足で生徒たちが作ったクラス旗やのぼり、生徒会ノートやクラスノートなども。卒業式の送辞・答辞の原文に「通り一遍の文章じゃないと感激した」という来場者の声も聞かれました。とおるちゃん(田中亨先生)が出張明けに出勤したら机に貼ってあったという生徒たちからのメモが、長机いっぱいに!。「早く帰ってきてー」とか「大好き」とか。これ、泣けます。
100枚ほどの写真たちが描き出すのは、生き生きと学び合う子どもたちの姿。その中に、褐色の肌の男の子を見つけて何だか嬉しくなりました。様々な経験や内面的な個性を持つ子どもたちが集まる北星余市ですが、肌や瞳の色、髪の色といった違いも認め合いながら成長し合える、これからもそんな場所であり続けてほしいと感じました。
「北星余市は、日本社会の課題を受け止めながら、それを乗り越える大きな新しい価値を創り出す役割を果たしている。」(青砥さん)「子どもたちだけでなく、大人たちをも受け入れてくれる空気感は、半世紀をかけて培われてきた。」(小野さん)など、北星余市の特色を、論理的かつわかりやすい表現で伝えてくれました。
さらには、我らがたけぱぱが親ならではの視点から一人トーク。たけぱぱ、写真撮ってなくてごめんね(爽笑)。
エンディングでは津富宏先生も挨拶に立ち、「北星余市でつかんだ小さな光を、より大きな光にして、身近なところから増やしていってほしい。日本地図をそんな光で埋め尽くしてほしい。」と締め括りにふさわしく素敵なスピーチ。
来場する前に抱えていたクエスチョンマークは、いつの間にか爽やかな感動に変わっていました。企画してくれた静岡県立大学の皆さん、本当に本当にありがとう。また、期間中会場に足を運んでくださった皆さんや、様々な形で支援してくださった皆さんに、私たちからも感謝を伝えたいと思います。